貯水槽水道衛生管理研修…
Posted at 09/10/30 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
先日(10/22)、貯水槽水道衛生管理研修会に参加してきました。(会館に貯水槽があるからです。)
貯水槽水道には、受水槽の有効容量の合計が10・を超えるもの(簡易専用水道)と受水槽の有効容量の合計が10・以下のもの(小規模貯水槽水道)に大別されます。
簡易専用水道には法的規制がありますが、実際には設置数の8割を占める小規模貯水槽水道にトラブル等が多発していたことを受け、水道法等の改正があり、現在では水道供給者等がその維持管理に積極的に関わることになっています。
そうしたことから、この研修会が県内各地で定期的に行われるようになったようで今回で6回目になるようです。(次回、宮崎で開催されるのは数年後になるようですが…)
この研修会では、宮崎市保健所より「水道法、指導実施要領について」「貯水槽水道の衛生管理・維持管理について」、宮崎県貯水槽清掃協同組合より「貯水槽清掃について」、財団法人 宮崎県公衆衛生センターより「貯水槽清掃の管理及び検査について」、宮崎市上下水道局より「給水方法について」などの研修が行われました。
当会館は、年に1回の貯水槽の清掃を行い、小規模貯水槽水道の検査も受けており、こうした管理面においては、会館を利用していただく方々にご迷惑がかからないように心がけているところです。
ただ、貯水槽水道の検査は、簡易専用水道で法定検査受検率が約80%、努力規定による小規模貯水槽水道に至っては受検率が約3%でしかないようです。
確かに、維持管理に費用がかかるのですが、設置者・管理者としては、利用者に対する安全安心を提供する義務(人として)があると思うのですが…ちょっと考えものですね。
また、維持管理費が…ということを考えると、水道事情も整備されたことがあり、立地条件などにもよりますが、現在6階程度までの直結給水が可能になってきているということですから、貯水槽を使わない直結方式に切り替えるのも安全安心を提供する上での選択肢の一つかも…工事費はかかりますけどね。
この研修会に参加し、貯水槽など普段あまり気に止めない部分ではありますが、管理者としては、定期的な確認作業が必要なのかな…と再認識させられました。
Tags: 小規模貯水槽水道
投稿者: miyaken 日時: 2009年10月30日 10:40