普通救命講習1の内容…
Posted at 09/11/10 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
一般的な応急手当の目的は、「救命」「悪化防止」「苦痛の軽減」の3点だそうです。
応急手当の一番の目的は、生命を救うこと「救命」にあり、応急手当を行う際は、この救命を目的とした応急手当である「救命処置」を最優先させるのだそうです。
そして、けがや病気を現在以上に悪化させないこと(悪化防止)や傷病者は心身ともにダメージを受けていることから、できるだけ苦痛を与えない手当てを心がけるとともに「頑張って下さい」「すぐに救急車が来ます」など励ましの言葉をかける(苦痛の軽減)が必要となるようです。
宮崎市消防局管内(宮崎市・清武町・国富町・綾町)の約43万人に対し、配置されている救急車は9台だそうです。これが適当なのかは良く分かりません。
ただ昨今、救急車の利用や救急病院の利用について、コンビニ受診などと問題となっています。利用のあり方について良く考えたいものです。
人命を救うという観点から考えると、突然に心肺停止をした人を救命するには「早い119番通報」「早い心肺蘇生」「早い除細動」「2次救命処置(救急隊や病院での処置)」の4つが連続して行われることが必要だそうで、1つでも途切れると救命効果は低下するのだそうです。
こうしたことを踏まえた上で、心肺蘇生法の流れを実際に行いました。見た目には簡単なことなのですが、実際に行ってみると見た目ほど簡単ではなく、予想以上の重労働…とても一人で行えることではないようです。
2回の人工呼吸と30回の胸骨圧迫を5回繰り返す。これで圧迫のリズムを覚えて下さい…とのこと、これが約2分間の体験なのですが、これだけでも結構、疲れます。
とても10分、20分と継続できる作業ではないようです。どうしても複数人の手助けが必要…さらにAEDを加えた体験もしました。
AEDの操作自体は音声案内に従うのみで簡単といえば簡単です。注意点としては、胸が水や汗で濡れていたら拭き取ること、貼付薬剤などをはがし薬剤を拭き取ること、ペースメーカーなどから3cm程度はなすこと、金属製アクセサリーなどをはずすことなどがあります。
さらに、最も重要なことは、一旦電源を入れて操作を始めたら、絶対に電極パッドをはがすことなく電源を切らないことだそうです。操作データや心電図などが記録されているそうです。さらに状況が音声録音もされているそうです。
こんなこと、講習にでも参加していなければ絶対に知る由もなく…有意義な講習会であったかな…。
と、同時にこうしたことはより多くの人に知ってもらう必要があるようにも思えました。
投稿者: miyaken 日時: 2009年11月10日 12:58