何が残るのだろうか…
Posted at 10/02/01 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
某コンサルのブログで「水泳大会中止」の記事を見つけました。『知らないところで・・・・』(2010.01.31)
要は、会津美里町の大沼高で起きたプール事故で県教委が県立学校での飛び込みを禁止、さらに県教委から校長会は飛び込みを禁止するよう求められた。昨年7月の水泳競技大会は日程が決まっていたことなどから、緊急処置として水中スタートにより大会を実施したが、これでは公認記録とならないため、平成22年度から大会を中止するというものです。
さてさて、どうしたものか…何か事件が起きると、すぐに責任を追及する声があがる。その矛先は、先生であり、学校であり、行政にである。本当に些細なことで…親は何を考えているのか??(些細なこととは、一般的なことで、このプール事故を指すものではありません。)
私たちが子供の頃は、学校の先生から殴られること(殴られると書くと誤解を生じますが、ビンタや拳骨など)は日常茶飯事でした。悪さをすれば殴られる…体罰ですね。ただ、こんなことが一々問題になることはありませんでした。
いや、全く逆で、親にでも言おうものなら、さらに親からも殴られる…wそんな、世の中でしたよね。
この体罰の問題が、ニュースで騒がれるようになったのが20年程前からで、このことが私が学校教員を選択しなかった理由の一つでもあります。
このままだと、学校教育から体育は消えるかもしれませんね。飛び込みは危険だと飛び込み中止、プールで溺れれば水泳自体中止になるかも…鉄棒で怪我をすれば鉄棒を中止、サッカーで怪我をすればサッカーを中止…
スポーツに怪我は付き物です…その怪我の度合いによっては命を落とすことだって有り得ます。当然ですが、細心の注意を払っていても起きる時は起きるのです。誰しも故意に起こそうと思っている人はいないはずです。
こんな教育の中で、育った子どもが大人になる…当然、その程度の観念しか持ち合わせていませんから…我が子の落ち度(不注意)は棚に上げ、責任を追求する…。
マスコミも騒がれるネタですから、大げさに書き立てる…結果として、先生は、学校は、行政は、こうしたゴタゴタを避けるために廃止の方向を検討する。
これは、学校だけの問題ではなく、様々なところで似たようなケースが存在しているはずです。このまま進めば、残るものは「無」何もない世の中のような気がしますが…
現在の常識は、本当に正しいことなのか…良く考えることが必要なように感じますが…
死ぬのは嫌だ、怖い。戦争反対! 全く関係ないですけど…こんなものを聴いて笑っていた。そんな時代が、本当は良かったのかもしれません。 そんな古きよき時代に後戻りは出来ませんが、今の時代を生きていくために、何を変えなければならないのか、何を残さなければならないのか、判断を誤ると…大変なことですね。 |
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Tags: 学校
投稿者: miyaken 日時: 2010年2月 1日 11:58